自己評価結果公表シート

令和4年度 自己評価結果公表シート

楠京阪幼稚園

1、教育目標

幼児期に人間の人格の基礎がほぼ完成するという「脳の発達原理」を基盤とし幼児は未成熟でありながら、子ども達自身が激しく求め最も発達することを信じて、「心・体・知能」のいずれにも偏らず、「楽しい」「熱中する」「繰り返す」「自然に」といった子ども達の視点に立った、総合幼児教育により、感覚をはぐくみ、円満な子どもを育てる教育に取り組む。

(具体的教育目標)

  • 感覚教育として、教育環境から子ども達自らが経験し、実感させることが重要であるとする。
  • 子ども達の長所を見つけて伸ばすことに重点をおく。
  • 運動感覚を養い、健康な体づくりに努める。
  • 基礎感覚を養い想像力豊かな、問題解決、意欲、能力の高い子どもの育成を目指す。
  • 言語の力を重視して、表現力・想像力を伸ばす。
  • 子ども達の発達にふさわしい表現力を高める。
  • 規則正しい生活習慣を身につけ、自立心・我慢する心を養う。
  • 敬いの心を育て、友に対する思いやりの心を養う。
  • 英語活動を通して、国際感覚を養う。

2、本年度、重点的に取り組む目標・計画

園の教育理念・教育方針のもと、その教育目標にそった、評価項目に従って自己点検、自己評価を実施することによって、教師自らが客観的に自園を見る目を養い、施設の改善、教育内容の改善に主体的に取り組んでいく。

3、評価項目の達成及び取組状況

評価項目 取組状況
幼稚園の教育要領の精神を踏まえ、園の教育理念・教育方針にしたがい編成する。 新幼稚園教育要領の理解を全職員で、積極的に推進し、それを現実の保育に添わせるように、具体的な場面について話し合う。
教育の質の向上のために、園内研修を充実させる。
  • 全教員で、幼児の発達の姿をとらえるための研修を定期的に実施するとともに日々の子どもの姿について話し合う機会を毎日の職員間でもつようにし、自由に意見交換ができる環境をつくる。
  • 本園の教育方針を基盤として、バランスのとれた保育を目指して表現活動や教材研究に取り組み、日々の保育実践やクラスの実態などについて話し合う。
各研修会や研究会に積極的に参加して資料提供する。 各研修会や研究会に参加し学んだことを資料にまとめ、職員会等において提供し、共有化を図るようにする。
感覚教育として、教育環境から子ども達自らが経験し、実感させることが重要であるとする。
  • 子ども達に上手・下手を問うのではなく、できた、わかったを実感し自信を持てる様に教育にあたる。
  • 子ども達自らが経験し、実感できる環境づくりに努める。
子どもたちの長所を見つけて伸ばすことに重点をおく。
  • 教師は日々の記録を参考にして子どもの実態を把握し、日案の作成に反映させる。
  • 認めて・誉めて・励ましてを合言葉に一人一人の子どものよさを認める。
  • 教員が客観的に子どもを見る目を養うように努める。
運動感覚を養い、健康な体づくりに努める。 様々な体育活動を繰り返し行い、楽しい、流れるような体育ローテーションづくりにあたる。
基礎感覚を養い想像力豊かな、問題解決、意欲、能力の高い子どもの育成を目指す。 様々な日課活動を繰り返し行い、子ども達にとって、心地よいリズムとテンポを目指す。
ことば・文字も経験を豊富に与え、表現力を伸ばす。 教員が、言語の力は、人間形成の基礎能力として重視して、声かけなど一人一人の子ども達とのより多くのコミュニケーションに努める。
子供たちの発達にふさわしい表現力・想像力を高める 音楽・絵画・造形等、既成概念にとらわれず、発達にふさわしく高めていく。
規則正しい生活習慣を身につけ、自立心・我慢する心を養う。 生活習慣、躾の指導を強化し、保護者の理解と協力を求め、教員、保護者が模範を示し、それをまねして身につけさせる。
父母・教師に対する敬いの心を育て、友に対する思いやりの心を養う。
  • 子ども達が感謝の気持ちを持てるように、色々な機会を通じて繰り返し働きかけていく。
  • 子どもたちが友達と協力して遊べる環境を準備するように努める。
英語活動を通して、国際感覚を養う。
  • ネイティブの外国人が、子ども達との日々の英語でのコミュニケーションを強化して信頼関係を深め、外国の人と自然に交流できる力を育てる。
  • 英語がスムーズに受け入れられるように楽しい環境づくりに努める。
  • 語学力ではなく、まず会話力を重視して、豊かな言語感覚を養うように努める。

4、学校評価の具体的な目標や計画の総合的な評価結果

取り組むべき課題について、全教職員が共通に理解し、それぞれ自己評価し、取り組み状況を話し 合うことを通して、本園としての方針を明確にすることができ、それを実践する礎とすることができた。

5、今後取り組むべき課題

評価項目 取組状況
安全確保―安全は全てに優先する 子ども達の活動に伴う安全への配慮や注意喚起を最優先。特に新入園児の安全に気を配ること。万一の自然災害、様々な危険に対して、職員配置・保育プログラムの見直し、研修と訓練を行うこと。安全会議を開くこと。その会議が全職員への指導機関となること。安全会議が活動計画を練ること。安全会議での内容をもとに、全教職員への周知、研修を行う。
子供たち注視―子供たちの観察を深める 子ども達への注視を最優先とする。子どもたちの様子をよく観察して、成長や変化に気づけるようにする。その様子を伝えながら、日々の中での保護者とのやり取りや、懇談などをする。
子供たちを成長させることこそ私たちの役割使命―教育方法を深める いちばんいい教育カリキュラムや進め方をさぐり、導入する。日課活動や体育ローテーションの内容を中心に、全体会議や学年会議で常に議題にして、見直すべきことがあれば、新しい案を出す。それを発表する。
改善はどこにでもある、改善を提案する。 あらゆる業務に改善余地があります。改善は仕事の原点です。学期ごとにリーダー、学年担当で会議を持って、改善提案し、それを実施するよう全職員に働きかけ、効果を発表する。
日課活動の流れについて (1) リーダーは月一回確認をすること。チェックシートを考案する。 (2) 流れの内容についてマンネリ化していないかを確認して、刷新する。
行事について 目標よりも1週間早めの着手、実施をする。
自由遊びについて (1) 各クラスでコーナー遊びができるような工夫をする。(スペースがなくならない工夫) (2) 季節による変化を持たせるための工夫を実施する。事前に協議して実施する。 (3) 戸外遊びについて、月別の工夫を実施する。(事前計画の実施)
学年別リーダー会議、全体会議の設置について 月一回実施、但し、必要に応じて臨時会議を開きます。決まったこと、アクションを必要とすることだけは記録し、次回会議でチェックする。
総合会議の設置について 年一回はくすのき、楠京阪両園の園長、主任会議を持って、次年度の共通目標について納得のための会議を開く。

6、学校関係者の評価

特に指摘すべき事項はなく、妥当であると、認められる

7、財務状況

公認会計士監査により、適正に運営されていると認められている。